久しぶりに一人でロックコンサートへ行った。
カナダの三人組、Danko Jones ⇓
彼らはスカンジナビアで人気があるらしく、毎年スウェーデンでツアーをしているのだそうだ。
しかしコンサートといっても、アリーナで開催する規模ではない。
コンサートのできる設備のある広いパブや、公民館でコンサートを開いている。
ストックホルムでは、船着き場を改造した広いパブ兼ライブハウス Kollektivet Livetで行われた。
観客は4−500人というところか。私はバンドのフロントマンで、ボーカル兼ギタリストのダンコから1メートルぐらいのところに立つことができた。
ここには客席はない。舞台の前でみんな立ち見なのだ。
ライブが始まると観客は皆押せ押せで、コロナもへったくれもあったものではない。ビールを片手にという輩もたくさんいる。そんなギューギューの環境の中で、前座バンドを含め約3時間も立ちっぱなしでいた私。
もうすぐ還暦の身にはさすがに体に堪えた。帰りには足が痛くてふらふら。
私がDankoJonesのファンになったきっかけは、数年前に買った音楽雑誌の付録に彼らのCDが付いていたから。パンクというか、ハードロックというか? 私は中学時代からロックが好きだったが、彼らは私の好みにぴったりだった。
近くでライブがあればぜひ行ってみたいと、かねてから思っていたのだ。
自分がやりたいな、と思ったことは、今すぐやることが必要な年になったのだ、というのを実感した。
いつまでも若くない。また今度と思っていても、その今度が二度と来ないかもしれない。人間の寿命は伸びてはいるものの、自分の健康寿命はいつまでかはわからない。
かねてから行きたかったDankoJonesのライブだが、こんな立ちっぱなしのギューギューライブに、何歳まで耐えられるだろうか?
と思うと、最初は一人で行くのは迷っていたが、意を決して今回のライブに行って、やっぱり良かったと言える。
今後はこの合言葉を心に刻もう。
いつまでも
あると思うな
元気と健康
おそまつ