ストックホルムにある、Scenkonstmuseet (舞台芸術博物館)にて行われた、スウェーデンの環境音楽家Kali Maloneのコンサートに行ってきました。

このKaliさんはアメリカ人、でも18歳の時、電子音楽をやりたいがためにストックホルムに移住。地元の音楽大学を経て、今はチェロのルーシーさん、ギターのステフェンさんと一緒に世界各地で環境音楽を披露しています。

 

 

私が環境音楽(アンビエント・ミュージック)に興味を持ったのは数年前、当時更年期のせいか? 不眠に苦しんでいました。

その時偶然知ったのがアンビエント。この音楽ジャンルが、眠りに落ちる前に聞くに最もふさわしい、リラックスできる音楽だということに気づきました。

 

環境音楽というと、ブライアン・イーノが有名ですが、一言で言うと「家具のような音楽」

伝統的な構成やリズムよりも、音色や雰囲気を重視する音楽とWIKIには書いてあります。確かにサビもなければオチもない。イーノに言わせると「興味深いと同時に無視できるものでないといけない」音楽だそう。

 

私は環境音楽のコンサートは、今回が初めての体験。

いったいどんなんかな〜 と興味津々。

 

こんな感じでした。Kaliさんのアムステルダムにおけるコンサート ⇓

 

まず、この手の音楽に、私と同じぐらい興味を持っている人ってどのくらいいるのかな? という疑問がありました。

Kaliさんのインスタによると、チケットは前日までに売り切れになったというので、「へぇ?びっくり

当日会場の観客は300人は軽くいたでしょう。ちょっと意外な驚きでした。

 

たまたま私は早めに会場に着いたので、前から二番目の列に座ることができました。

でも、後ろの方の席だったとしても、たいして影響はなかったでしょう。そのくらい、1時間半のコンサートの間、三人の演者は座ったままで演奏し、一曲を延々と披露するだけだったからです。

 

舞台上の照明は色や強度が変化して、音楽と共に雰囲気を作り上げる。⇓

 

1時間半の演奏が終わった後は、拍手の嵐。音の連なりを聞いただけなのに、なぜか体の中が浄化されたような、すっきりした気分になっていたのは不思議でした。

 

でも正直言って、私は最初の20分ぐらい居眠りしていたんです。よだれ だって、いつもこんな音楽で眠りについているんですもの。

目が覚めて周囲を見渡すと、同じように居眠りしている人はけっこういました。

 

やはりこんなコンサートに集まる人って、芸術家っぽい雰囲気の人が多かったのも面白かったです。ハイカルチャーを好みそうなタイプの人々。こういう人たちはやはり、プロレス会場にはいませんねてへぺろ

 

プロレスの試合見たことある? はい、ストックホルムでもプロレス団体はあり、定期的に興行しています。

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舞台芸術博物館では今、スウェーデンにおける電子音楽の歴史について展示しているようです。

私はストックホルムのテクノシーンがそれほど世界で注目をされているとは知りませんでした。

 

普段行かないようなコンサートや催しに参加してみるのも、勉強になるなあと思いました。