アンビエント・ミュージックのコンサート
ストックホルムにある、Scenkonstmuseet (舞台芸術博物館)にて行われた、スウェーデンの環境音楽家Kali Maloneのコンサートに行ってきました。このKaliさんはアメリカ人、でも18歳の時、電子音楽をやりたいがためにストックホルムに移住。地元の音楽大学を経て、今はチェロのルーシーさん、ギターのステフェンさんと一緒に世界各地で環境音楽を披露しています。私が環境音楽(アンビエント・ミュージック)に興味を持ったのは数年前、当時更年期のせいか? 不眠に苦しんでいました。その時偶然知ったのがアンビエント。この音楽ジャンルが、眠りに落ちる前に聞くに最もふさわしい、リラックスできる音楽だということに気づきました。環境音楽というと、ブライアン・イーノが有名ですが、一言で言うと「家具のような音楽」伝統的な構成やリズムよりも、音色や雰囲気を重視する音楽とWIKIには書いてあります。確かにサビもなければオチもない。イーノに言わせると「興味深いと同時に無視できるものでないといけない」音楽だそう。私は環境音楽のコンサートは、今回が初めての体験。いったいどんなんかな〜 と興味津々。こんな感じでした。Kaliさんのアムステルダムにおけるコンサート ⇓Kali Malone – UntitledSONIC ACTS ACADEMY 2020Kali Malone – Untitled22 February 2020 – Paradiso, Amsterdam, The Netherlands American composer and musician Kali Malone is based in S...www.youtube.comまず、この手の音楽に、私と同じぐらい興味を持っている人ってどのくらいいるのかな? という疑問がありました。Kaliさんのインスタによると、チケットは前日までに売り切れになったというので、「へぇ?」当日会場の観客は300人は軽くいたでしょう。ちょっと意外な驚きでした。たまたま私は早めに会場に着いたので、前から二番目の列に座ることができました。でも、後ろの方の席だったとしても、たいして影響はなかったでしょう。そのくらい、1時間半のコンサートの間、三人の演者は座ったままで演奏し、一曲を延々と披露するだけだったからです。舞台上の照明は色や強度が変化して、音楽と共に雰囲気を作り上げる。⇓1時間半の演奏が終わった後は、拍手の嵐。音の連なりを聞いただけなのに、なぜか体の中が浄化されたような、すっきりした気分になっていたのは不思議でした。でも正直言って、私は最初の20分ぐらい居眠りしていたんです。 だって、いつもこんな音楽で眠りについているんですもの。目が覚めて周囲を見渡すと、同じように居眠りしている人はけっこういました。やはりこんなコンサートに集まる人って、芸術家っぽい雰囲気の人が多かったのも面白かったです。ハイカルチャーを好みそうなタイプの人々。こういう人たちはやはり、プロレス会場にはいませんねプロレスの試合見たことある? はい、ストックホルムでもプロレス団体はあり、定期的に興行しています。▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう舞台芸術博物館では今、スウェーデンにおける電子音楽の歴史について展示しているようです。私はストックホルムのテクノシーンがそれほど世界で注目をされているとは知りませんでした。普段行かないようなコンサートや催しに参加してみるのも、勉強になるなあと思いました。